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地震・津波の警報・注意報とは?やっぱり特別警報はキケン!

今回は、地震と津波の警報・注意報について説明します。

2018年は例年より台風・ゲリラ豪雨が多く、風水害の年です。

しかし、同年6月28日には大阪北部の地震が発生し、大阪市・高槻市を含めて最大震度6弱を5市区で観測しました。

大阪の地震は、地震の規模を示すマグニチュード(Mj)は6.1と小さいものの、高槻市の真下で地震が発生したことにより、周辺地域で被害をもたらしましたことは記憶に新しいかと思います。

このようなMj6クラスの地震は日本全国どこでも起きる可能性があります。

地震・津波の警報などの発表は、気象警報・注意報と同様に気象庁が行いますが、これらの警報・注意報の種類について一緒に見ていきましょう!

地震には警報・注意報がない!?特別警報のみ!

えっ!と思うかもしれませんが、実は、地震には警報・注意報がありません。

なぜかというと、日本の内陸や近海で地震が発生した場合、すぐに地震の揺れが地面に到達してしまい、台風などの気象現象のように時間に余裕をもって事前に警報・注意報が出せないからです。

地震の強い揺れが来るまでの時間が数秒から数十秒しかありませんが、 その短い間に身を守るための行動を取るために、気象庁は緊急地震速報を発表します。

緊急地震速報は、地震が既に発生してから、早い波(P波)と遅い波(S波)の速度差から強い揺れを起こす遅い波(S波)の震度を予測します。

気象庁では、震度6弱以上の緊急地震速報を特別警報に位置づけています

震度6弱未満の震度5弱・5強でも被害が発生する可能性がありますので、緊急地震速度がなったら、身を守る行動をとりましょう!

しかし、大阪北部の地震の場合、高槻市の真下のごく浅いところで発生したので、緊急地震速報とともに強い揺れが高槻市を襲いました。

陸地の浅い地震では、震源付近の人たちには、緊急地震速報が間に合わないことが多々あります。こればかりは、今の科学では仕方ないがないことであり、限界なのです。

最初に、地震には警報・注意報がないと言いましたが、それに近い情報が発表される場合があります。

それは、「南海トラフ地震に関連する情報」です。

南海トラフとは東海、四国、九州の南の海底にある水深4,000m級の深い溝(トラフ) で発生する地震に対しては、地震発生の可能性について情報を発信します。

南海トラフの全域にわたってずれた場合(下図の黄色の枠)には、東北地方太平洋沖地震と匹敵するぐらいの地震動や津波が発生すると政府は想定しており、非常に警戒しております。

「南海トラフ地震に関連する情報」は未だに発表されたことはありません。南海トラフ地震に関連する情報の種類と発表条件について気象庁のHPにてご確認ください。

しかし、南海トラフ地震の発生が高くなったら、政府は、一体どのように避難や防災対策を講ずるのか全く不明です。

地震の発生が高まっても、いつ地震が起こるか分からないので、その間、新幹線や工場をストップさせるといった経済が破綻することは言わないと思いますが、どのような対策を講ずるのか想像し難いです。

津波の場合は大津波警報・津波警報・津波注意報

津波の場合は3種類あり、大津波警報・津波警報・津波注意報となります。

あれ?特別警報はないの?

そうではありません、大津波警報が特別警報に位置づけられています。

気象庁では、地震発生後、すぐに地震の規模や位置を推定し、推定結果に基づいて沿岸で予想される津波の高さを求め、地震が発生してから約3分を目標に、大津波警報、津波警報または津波注意報を発表します。

予想される津波の高さは、警報・注意報に応じて5段階の数値で発表されます。


発表基準 発表される津波の高さ 想定される被害と 取るべき行動
数値での発表
(津波の高さ予想の区分)
巨大地震の場合の発表




予想される津波の高さが高いところで3mを超える場合。
10m超
(10m<予想高さ)
巨大 木造家屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれます。
沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。
10m
(5m<予想高さ≦10m)

5m
(3m<予想高さ≦5m)




予想される津波の高さが高いところで1mを超え、3m以下の場合。 3m
(1m<予想高さ≦3m)
高い 標高の低いところでは津波が襲い、浸水被害が発生します。人は津波による流れに巻き込まれます。
沿岸部や川沿いにいる人は、ただちに高台や避難ビルなど安全な場所へ避難してください。




予想される津波の高さが高いところで0.2m以上、1m以下の場合であって、津波による災害のおそれがある場合。 (0.2m≦予想高さ≦1m) (表記しない) 海の中では人は速い流れに巻き込まれ、また、養殖いかだが流失し小型船舶が転覆します。
海の中にいる人はただちに海から上がって、海岸から離れてください。

 

津波の警報などの発表の場合、注意しなければならいのが巨大地震に伴う津波です。

地震の規模がMj8を超えるような巨大地震は、精度よく地震の規模をすぐに求めることができません。巨大地震が起きる海域では、想定された最大津波に基づいて津波警報・注意報を発表されます。

その場合、最初に発表する大津波警報や津波警報では、予想される津波の高さを「巨大」や「高い」という言葉で発表され、一刻も早く避難するべき非常事態であることを伝えます。

これは東北地方太平洋沖地震による津波被害の教訓にもとづきます。

発生当時の地震の規模が正しく推定できず、正確でない低く見積もられた津波高さを見た人が、油断して避難が遅れてしまったことがありました。

予想される津波の高さを「巨大」などの言葉で発表した場合には、一刻も早く高台に避難しましょう!

その後、地震の規模が精度よく求められた時点で津波警報を更新し、予想される津波の高さも数値で発表されます。

 

いかがでしたでしょうか?

地震と津波では、気象警報・注意報とは異なります。

しかし、特別警報に相当する震度6、大津波警報が発表された場合は、いずれにせよ、慌てずに冷静に身を守る行動をとりましょう!