防災対策

避難のタイミングと流れ

避難の判断によって、生死が分かれる。避難するかしないかは自分自身の判断です。地震の揺れが収まったのち、間違った情報に従って行動すると危険な目にあいかねません。人任せにせず、ラジオ・テレビや行政などからの情報を確かめて避難の判断をしましょう。

避難の流れ

避難所、避難場所への避難は災害の状況により対応が異なります。例えば、地震の場合だと避難の順序は以下のフローを参考にしてください。

(図の出典:東京都防災ホームページ)

ただし、避難方法は自治体によって異なりますので、お住まいの自治体の防災課に問い合わせるかホームページにて確認してください。

また、安全に避難するためのポイントを以下にまとめていますのでご参考ください。

  • 人混みは、パニックに注意
    人混みの中で突然走り出すなどの行動がパニックを引き起こし、事故になる危険があるため、まわりの人に配慮した行動を心がけます。
  • 地下では、壁伝いに移動
    停電した地下街は、パニックが起こる危険性が高い場所のひとつです。地下街には、60メートルごとに非常口が設置されているので、壁伝いに歩いて避難します。
  • マンションのベランダ避難
    ベランダやバルコニーには、火災発生時など、いざというときに蹴破って移動でき、避難用のはしごを設置して避難しましょう。
  • 火災時は煙から逃れる
    火災の煙は命を落とす危険も。ハンカチなどで口・鼻を覆うなど、できるだけ低い姿勢で、煙を吸わないようにして壁伝いに避難します。
  • 川に津波が押し寄せる前に
    津波の波は海岸線付近だけでなく川からも襲ってきます。川下から川上に向かって押し寄せてきますので、川の流れに対して直角方向に素早く避難します。
  • 海辺の津波避難場所を知る
    津波が発生した場合、すぐに近くのたか台や津波避難ビルに移動します。監視員やライフセーバーがいる海水浴場では、指示に従って避難します。
  • 落下物から身を守る
    住宅地では、屋根がわらやエアコンの室外機、窓ガラスの破片などの落下でケガをしたり命を落とす危険もあります。繁華街などでは、看板やネオンサイン、ガラスの破片などの落下に注意しましょう。
  • 切れた電線には触らない
    電気がとおっている場合があり、感電の危険があります。近づかず、絶対に触らないこと。また、電線に樹木や看板などが接触している場合も同様です。
  • ひび割れたビルは危険
    ビルの基本構造である柱や耐震へきなどがひび割れると倒壊のおそれがあるので、近寄らないこと。
  • 夜間の避難の注意点
    夜間の避難は、見通しが悪く、転倒や側溝への転落などの危険が伴います。停電時の夜間に避難する場合は、懐中電灯を使い、目視確認を行いながら注意して避難しましょう。
  • 冬場の避難の注意点
    冬場の避難は、体調を崩さないように防寒対策を十分にとることが重要です。冬はストーブなどの使用により、火災発生の危険があるので、火災にも注意しながら避難しましょう。

 

避難のタイミング

ラジオ・テレビや行政などからの情報、自分で確かめた情報をもとに避難の判断を行いましょう。自宅の安全が確認できれば、在宅避難に努めましょう。家族が離ればなれになったときは、自宅に残す安否メモや電話会社が提供する災害用伝言サービスなどを活用して落ち合う場所を確認します。

避難の判断

間違った情報に従って行動すると危険な目にあいかねません。行動する前に必要なのは、正しい情報を得ること。停電時でも聞ける電池式のラジオ(または充電式など)やテレビ、そのほかスマートフォンのラジオ・テレビ、消防署や行政のサイトなどから正しい情報を得るようにします。

ツイッターやフェイスブックなどのSNSは、貴重な情報源です。しかし災害時は、不正確なうわさや情報が流布することがあります。うわさをそのまま信じることなく、正しい情報を得るように心がけましょう。

また、避難する場合には以下の点に注意しましょう!

  • 出火の原因をつくらない
  • ブレーカーを落とす
  • ガスの元栓を閉める
  • 安否メモを残す
  • 伝言板・SNSで連絡する

 

家族の状況の確認

災害時は、自分の命を守ることで精いっぱいで、自分の手や足から血が流れていたり、誰かがケガをしていても気付かない可能性があります。一緒にいる家族同士でケガがないか、家に危険がないかを確認します。

一緒にいる家族の状況が確認できたら、次は家の中をチェックします。火の始末はできているか、避難するための経路は確保できているか。ラジオなどの情報に耳を傾けながら、しっかりまわりの状況を確認します。

家の中からあわてて飛び出すと、らっかぶつに当たって負傷する危険があります。まずは落ち着いて、家族と家の中の安全を確認。その後、周辺で危険な物・建物がないか、火災が発生していないかなどを自分で確かめます。

近所の安否確認

家族の安否が確認できたら、隣人・近隣の住民に注意を向けましょう。閉じ込められたり、下敷きになったり負傷した人などがいないか、さらに避難の手助けを必要としている人がいないかを確認。いざというときは、助け合うことが重要です。

外出先が安全ならその場に待機

災害時は駅周辺や道路も大変混雑し、火災や建物の倒壊などの二次災害に巻き込まれてケガを負ったり命を落とす可能性もあります。会社や学校の安全が確認されたら、すぐに帰宅せずその場にとどまって様子をみます。地震直後の連絡方法や行動をあらかじめ家族と話し合っておきましょう。