防災対策

災害発生!万が一に備えておきたい物とは?

この記事では、災害に備え、日頃から準備しておく物と非常時に持ち出す物について説明します。

ひとたび大規模な地震などの自然災害が発生した場合、電気・ガス・水道のライフラインが被害を受け、当面の間、使用することが出来ないことがあります。また、道路や鉄道の交通網に被害があれば水や食料などの物資供給も途絶えます。

自宅に被害がない場合は自宅にとどまり、被害がある場合は避難所で生活することが想定されます。日頃から災害時を想定し、自宅で生活する必要な物を用意し、避難する場合にすぐに持ち運べるように準備しておくことが大切です。

日頃から準備しておく物(日常備蓄)

災害に備蓄するものと言えば、乾パンやヘッドライトなど普段使わない物を用意しなければ、と想像するかもしれません(私は山登りをするのでヘッドライト持ってます…笑)。しかし、最近では、日常利用している食料品や生活必需品を少し多めに購入して備えておく「日常備蓄」という考え方が広まっています。日常備蓄によって、大規模災害時にライフラインや物流が一定期間機能しなくなった場合でもそれが活用できるという考え方です。

日常備蓄の手順(①〜④の繰り返し)

  1. 食べ物や日用品を多めに買う
  2. 少し多めの状態をキープ
  3. 日常の中で消費
  4. なくなる前に買い出し

私は1995年兵庫県南部地震と2011年東北地方太平洋沖地震を体験し、日常備蓄の必要性を強く感じました。2018年では、大阪府北部地震や西日本豪雨(平成30年7月豪雨)による災害が発生しています。備えあれば憂い無しですが、それでは一体、「何」を「どのくらい」用意する必要があるのでしょうか?

日常備蓄の例

例えば、東京都が発行した「東京防災」に備蓄ユニットリストが例示されています。ユニットとは、何かを構成する単位のことで、ここでは「食品」や「生活用品」を一つの単位とみなし、その中で必要なものをリストアップされています。表で整理されていると非常に見やすいですね。

このリストでは、参考モデルとして、夫婦と乳幼児1人、高齢女性1人の4人家族を想定されています。女性、乳幼児、高齢者といった性別、年齢に応じて具体例が示されていることはGoodです。

また、リストで示される分量は、1週間分を目安に作成されています。大規模災害ではライフラインや交通網がマヒし、行政もすぐに対応することは大変厳しい状況となります。住んでいる市も同様に被災し、職員も状況の把握に手間取り、即座に対応することは出来ません。支援が届くまでの1週間は、誰にも頼らず生活できるように準備することが重要になります。

ただし、このリストのとおりに準備すれば良いものではありません。各家庭で、家族の人数、性別、年齢、持病などは異なります。このリストを参考にして、自分や家族に置き換えて、何が必要なのか考える必要があります。また、日常備蓄は、地震、津波、台風などの異なる自然災害が発生したと基本的に変わりません。

日常備蓄のポイントは5つあります。

  • 冷蔵庫は、食料品備蓄庫
    夫婦以上の一般家庭であれば、冷蔵庫などに買い置きの食料品があるかと思われます。例えば、冷凍庫の物、冷蔵庫の物、そのほかの食品、と順序を考えれば、普段ある物で数日間は食べつなぐことができます。
  • 生活用水の重要性
    断水になると、生活用水が使えません。常に風呂に水を張るのが理想的です(が、現実なかなか難しいです)。集合住宅では、受水槽の水も使えますが、どのように配分するか管理会社に一度問い合わせした方がよいかと思います。
  • オール電化住宅の必需品
    停電になったときにはお湯を沸かすこともできなくなります。そこでカセットコンロ・ガスボンベを用意しておきましょう。オール電化住宅でなくても、ガスが供給されなくなったとき、カセットコンロが役立ちます。
  • ひとり暮らしの備蓄
    ひとり暮らしの人は、冷蔵庫に1週間分の食料品はないでしょう。コンビニでカップ麺やレトルト食品、スナック菓子、ビールなど、自分の好みの物をいつもより少し多めに買い置きしておけばいいのです。
  • 使用期限をチェック
    食品の賞味期限と同じように、電池、薬、使い捨てカイロなどにも使用期限があります。いざというときにあわてないよう、定期的に点検しましょう。

 

非常時に持ち出す物(非常用持ち出し袋)

避難を余儀なくされた場合、非常時に持ち出す物について説明します。

さきほどの日常備蓄は、家庭内避難を想定したもので、非常時に持ち出す物は家庭外避難を想定したものでした。家庭内避難は在宅避難であり、自宅で日常備品しておいた物を利用して避難生活をします。一方、家庭外避難とは学校や公民館などの避難所で生活することになり、家庭内避難と家庭外避難とでは用意する物の考え方が違います。

家庭外避難では、自宅が倒壊、水没、火事の恐れがあり、命を守ることが最優先に行動しなければなりません。心理的にも不安であり、怪我もしている状況下では、必要最低限の物を持って避難することが精一杯です。ですから、避難所まで持ち歩ける必要最低限の物を入れた非常用持ち出し袋を用意しておくことが重要になります。

非常用持ち出し袋の例

以下に、非常用持ち出し袋の中身を例示します。例示であるため、自分や家族にとって必要な物を調整する必要があります。そして、避難時に両手が使えるようにリュックなどに入れ、玄関の近くや寝室、車の中などに入れておけば、簡単に持ち出すことができます。

非常用持ち出し袋の例(出典:東京防災)

懐中電灯、毛布、食品、哺乳瓶、携帯ラジオ、電池、インスタントラーメン、現金、ヘルメット、ライター、缶切、救急箱、防災頭巾、ロウソク、ナイフ、貯金通帳、軍手、水、衣類、印鑑

私の場合では、乳児がいないので哺乳瓶は不要、キャッシュカードがあるので貯金通帳は不要、毛布もリュックがかさばるので不要といったように取捨選択してリュックに詰め込んでいます。

皆さんも、災害に備え、日常備蓄と非常時持ち出し袋を用意してみましょう!